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TPPのメリットとデメリット!身の回りにどんな影響や変化が起こる?? [国際]


前回の記事ではTPPとはなにか??について触れてきました。

http://hakuraninfocom.blog.so-net.ne.jp/2015-10-06-1
↑こちらが前回の記事になります!よければ一緒にご覧ください。


今回は
・TPP参加のメリット・デメリット
・TPP参加による私たちの暮らしへの影響は??

について触れていきたいと思います。





TPPのメリット



・関税が撤廃され、貿易にかかる手間が減るため外国の製品を安く輸入できるようになる

・貿易の自由化が進むことによって日本製品の輸出額が増大する。

・整備、貿易障壁の撤廃により、大手製造企業では企業内貿易が利益が増え、雇用の増大につながる

・鎖国状態から脱し、グローバル化が加速することにとり、GDP(国内総生産)が10年間でおよそ2.7兆円増大するといわれている。

・「より良い商品をより安く作ろう」という国際競争が激しく起こるため、新技術、機能の開発などの企業努力が行われることにより、生活が豊かになる。

・経済の相互依存関係性を高めることにより、アジア、太平洋での安定に寄与することになる。

・海外の建設企業など、今まで解放されていなかった市場に参入することができるようになる。




TPPのデメリット



・日本の食料自給率が、39%から27%まで減少し、海外からの輸入が止まると国民の生活が苦しくなる。

・海外の安価な商品が市場に出回ることにより、デフレを引き起こす可能性がある。

・海外の安価な農作物(米や麦など)が流入することにより、日本の農業に大きなダメージを与える。

・食品添加物や遺伝子組み換え食品の規制が緩和、統一されることにより、食の安全が脅かされる危険性がある。

・医療保険の自由化や混合診療の解禁により、国保制度の圧迫や医療格差が拡大する可能性がある。



私たちの暮らしへの影響は?


・外国産の製品が安く買えるようになる。

・雇用が増大する。

・遺伝子組み換え食品の流入により、食の安全が脅かされる。



特に私たちの暮らしに密接に関わるのは、1つ目の外国産の製品が安く買える。
という点ですね。

食品をはじめ、衣服や家電なども今までより安く買えるようになりそうです。

しかし、外国産の製品は一概に安全だとは言い切れないため、
・少し値は張るが信頼性の高い国内産
・安価だが安全だといいきれない外国産

のどちらを選択し、購入するか。
というのは消費者である私たち自身の責任で選ばなけれないけませんね。



また、国内の農業が廃れ、若者の農業離れが進まないように政府にはTPP参加により発生するデメリットのケアも大切にしていってほしいですね。




閲覧有難う御座いました!







TPPとは何者!? [国際]

日本、アメリカをはじめとした12ヶ国は、日本時間で2,015年10月5日未明に「環太平洋経済連携協定(TPP)」が大筋合意したと発表されました。

さて、テレビや報道などでTPPという語をよく耳にしますがTPPとは一体何者なのでしょうか??
今回はTPPとは何か?について説明していきたいと思います。


TPPってなに??

TPPとは日本やアメリカを中心とした、環太平洋地域における経済連携協定(EPA)のことです。
正式名称はTrans-Pacific Partnership(略してTPP)といいます。

日本やアメリカ、チリ、ニュージーランドなど12ヶ国が加盟しています。


元々はシンガポール、ブルネイ、チリ、ニュージーランドの4ヶ国間で結ばれた「パシフィック4(P4)」と呼ばれる小規模の経済連携協定でした。
それが2009年のアメリカの参加表明により状況が一変、ペルー、ベトナム、オーストラリアが加盟し、名前がTPPへと変更されました。

2010年にはマレーシアも参加し世界的に注目を集めるようになりました。



TPPとは農業、工業製品などの関税が限りなくゼロに近い数値となり、
外国企業や、外国人労働者などの受け入れに関する規制ができなくなるとされています。

このため通常の自由貿易協定や経済連携協定などと比べ、モノやサービスの取引の自由度が高まるため、国内に保護するべき産業を抱えている国は、協定に参加するためのハードルが高くなるともいわれています。

そして日本はこのTPPへの参加をはっきりとされていませんでしたが、2010年に菅直人内閣が経済の成長戦略の一環として「平成の開国をめざす」として参加への意思を表明しました。

そして2013年に阿部内閣も「聖域なき関税撤廃が前提でないことが明確になった」として事実上のTPPへの参加を表明しました。

しかし、農業団体や地方自治体が「関税撤廃により日本国内の農業が壊滅する」といい強く反対していました。

その意見をもとに安倍内閣は「政府備蓄米」などの方針を明らかにしました。


TPPの問題点


TPPの問題点は大きく3つあります。

ISDS条項

海外企業を保護するために、内国民待遇が適用されます。
そのため当該企業、投資家が損失、不利益を受けた場合、国内法を無視して
国際紛争投資解決センターに提訴することが可能となっています。


ラチェット規定

一度自由化、規制緩和された条件は、当該国の不都合、不利益に関わらず取り消しができないという制度です。


TPPの離脱とリスク

TPPの決まりでは、TPPからの離脱はいつでも可能とされていますが、
海外企業からの、離脱による莫大な損害賠償の請求が予想されていて、
TPPからの離脱は困難であるといわれています。










まだまだ問題などは山積みなので、今後政府がどのように保証、対処していくのかによって日本国内の産業が大きく変化すると考えられます。

国内の農業離れなども考慮したうえで
是非とも日本国内に良い影響を与えてほしいですね。



実はTPPによって身の回りのものが今までよりも安く買える!
などのメリットなども存在するんです。


ということで!


次回は
TPPのメリットとデメリット
について触れていきたいと思います!





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